人生の勝ち組はストレスなく生きている人

 26歳から16年間、自営業として生きてきた。そして、5年前にラストチャンスだと考え、就職を決意し、今に至る。ハッキリ言って、40代から未経験の再就職は大変だ。それも記録に残しておきたいので、いつかは記事にしたい。自営業を廃業したのは、仕事、お金の面でのストレスがあったこと。それに尽きる。結論として、人生の勝ち組は年収が高い人ではない。人のために役立つ仕事をしている人でもない。ストレスなく生きている人こそが勝ち組なのだ。

自営業、フリーランスの地獄っぷり

自営業、フリーランスは天国に見えて地獄である。それが、16年間続けた素直な気持ち。反面、会社員は天国。もちろん、人間関係のストレスはある。仕事のノルマのストレスもあるかもしれない。しかし、自営業、フリーランスの非ではない。

独立したての頃はテンションも高く、「俺って独立したぜ」という気持ちから、満足しがちである。しかし、確定申告して気づく、「税金が高い」と。そして、国民年金だけでは老後も不安なことに気づく。もしも、国民年金基金でプラスして厚生年金ぐらいの年金が欲しければ、相応な金額を支払う必要がある。これ、相当ハードルが高い。

仕事が長く続くのかも不安になってくる。病気すれば、収入は途絶える。仕事をもらっている先からはいつ切られるのかわからない。Amazonなどでのネット販売なら、年々手数料は上がっている。垢バンのリスクもある。仕事が明日にはなくなるかもしれないリスクが常にあるのだ。

自営業していて16年間のうち、最後の4年は心配ばかり。ストレスフルな状態だった。

日本の会社員は恵まれている

日本の会社は社員に対して手厚い。代表的なのが厚生年金だ。前述したが厚生年金と同額程度の年金を得るには相当額を毎月支払う必要がある。当たり前だ、厚生年金は会社も負担しているのだから。確定申告もしないでいい。会社がしっかり計算してくれて税金も前倒しで支払うことになる。年末調整がちょっとしたボーナスになるくらいなのだから。

見逃せないのが、給与所得控除だ。自営業やフリーランスなったら経費で落として節税できると考える。しかし、会社員にも給与所得控除がある。それが、結構な額。年収360万円以下の会社員はかなりの額を減税されているのだ。

自営業と会社員のストレス

自営業やフリーランスは全て自分でやり、自己責任。だからこそやりがいを感じることもある。しかし、慣れてしまえば、ストレスばかりとなってしまう。売上の心配、税金・年金の支払いの心配。休んでいても頭の片隅には仕事がある。そんな状態が続くのは辛い。

会社員もストレスはある。一番は人間関係だろう。職種によっては売上の心配もある。だが、一般の社員で責任がほどほどなら休み仕事を考える必要はない。税金、年金の心配だってない。完全週休二日制で有給が取りやすければストレスはほぼないに等しい。

ストレスなく生きている人が勝ち組

独立した時は「仕事している時が充実」と考えていた。しかし、今は「家族と過ごし、夜お酒を飲みながら好きな音楽や映像を楽しむ」のが幸せ。それには、ストレスなく生きなければならない。自営業時代はそこそこ年収はあった。でも、ストレスばかりで楽しめていなかった。今の年収は同年代では少ない。でも、ストレスは少ない。

今の時代はストレスなく生きている人が勝ち組だ。ちょっとずつ近づいている。


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